AIが書いた文章の「どこを直すか」が分からない人へ|判断力を鍛える3つの方法

文章の直す箇所を判断する AIライティング術

AIに原稿を書かせること自体は、もう難しくありません。指示を投げれば、それらしい文章が数秒で出てきます。

つまずくのはその先です。出てきた文章を読んで「なんとなく違う気がするけれど、どこを直せばいいのか分からない」。このブログをAIと一緒に運営していて、いちばん時間を取られたのがまさにこの場面でした。

  • AIの文章を前にして手が止まる、本当の理由
  • 「どこを直すか」を決めるための4つの判断軸
  • 判断力を独学と講座、それぞれで鍛える方法

※本記事にはプロモーションが含まれます。

AIに書かせるほど、詰まるのは「執筆」ではなく「判断」だった

AIを使う前、いちばん怖かったのは白紙の画面でした。書き出しの一行が決まらないまま、30分が溶けていく。あの時間をなくしたくてAIを使い始めたところはあります。

実際、白紙で止まることはなくなりました。代わりに起きたのが、別の詰まり方です。70点くらいの原稿が、いくらでも出てくるようになりました。

問題は、70点を80点に上げる作業です。AIに「もっと良くして」と伝えても、返ってくるのは別の70点。言葉が入れ替わるだけで、読後感はほとんど変わりません。何度か往復して、結局自分で書き直す——そんな日が続きました。

理由ははっきりしています。こちらが「何が足りないか」を言葉にできていないからです。指示が曖昧なら、AIも直しようがありません。AIが速くなるほど、効いてくるのは書く速さではなく、直す方向を決める力のほうでした。

「どこを直すか分からない」の正体は、判断の基準がないこと

文章がうまい人は、原稿を感覚で読んでいるように見えて、実は決まった型で見ています。どこを見るかが決まっているから、違和感の場所を特定できるのです。

参考になる整理のひとつが、ライター育成を手がける株式会社YOSCAが提唱している「LOPREQ(ロプレック)」という考え方です。文章を書くために必要な思考力を、4つに分けています。

1
LOGIC(伝えたい内容を整理する)。そもそも何を言いたい文章なのか。ここがぼやけていると、どう直しても締まりません。
2
PLOT(伝える順番を整理する)。内容は合っているのに読みにくい原稿は、たいてい順番の問題です。AIは順番を大きく組み替えるのが苦手な場面があります。
3
REACTION(読者の感情を誘導する)。読んだ人がどこで前のめりになるか。AIの文章が平坦に感じられるのは、この設計が抜けているときです。
4
QUESTION(文章の違和感を排除する)。言い切りすぎていないか、事実は正しいか。AIの原稿を人前に出すなら、いちばん要る力かもしれません。

この4つを持っていると、感想が変わります。「なんとなく違う」が「3つ目の段落が結論から離れている」に変わる。ここまで言語化できれば、AIへの指示も一気に具体的になります。

AIの文章を前にして、どこから手を付ければいいか分からないまま眺めている時間が、いちばんもったいないものです。
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判断力を鍛えるために試せる3つの方法

判断力は、記事を量産しているだけでは意外と伸びません。出力が増えても、フィードバックがなければ基準は育たないからです。実際に効果を感じた順に3つ挙げます。

1
AIに3案出させて、選んだ理由を書く。リード文を3パターン作らせ、採用した1つについて「なぜこれか」を一文で書き添えます。理由が書けないときは、自分の基準がまだ無い証拠です。
2
他人の文章を「自分なら何を直すか」で読む。好きな記事や小説を、読者ではなく編集者の目で読み直します。うまい文章は、どこが効いているかを説明できるようになります。
3
人から添削を受ける。いちばん手っ取り早いのがこれです。自分の癖は自分では見えません。AIに添削させる手もありますが、AIは「無難に整える」方向に寄りがちで、癖そのものは指摘してくれません。

実際に使ってみて分かったこと

ここからは、この館の案内役・しおりに代わってもらいます。今回は公開されているカリキュラムと資料の中身を、一通り確かめてみました。

マスコットキャラクターしおり


いちばん驚いたのは、全8回の講義内容が回ごとに公開されていたことだね。「第5回・読みやすい文章の書き方」みたいに、中身が事前に分かるんだ。

講座を探すとき、カリキュラムが「充実の内容!」としか書かれていないことがよくあります。この講座は第1回から第8回まで見出しが並んでいて、何を扱うかが先に読めました。申し込む前に中身が分かるのは、判断しやすいところです。

添削の条件も具体的でした。全5回、1回あたり1,000〜2,000字程度の課題に対して、総評コメントが1,000字に及ぶこともあると明記されています。さらに受講後1年間、LINEで講師に相談できるとのこと。「書いたものを見てもらう場所がない」という独学のいちばん痛いところを、そこで埋める設計になっています。

添削課題だけではなく、自主的に書いた文章を見せれば講師からフィードバックが貰える(公式サイト掲載の受講生の声より)

マスコットキャラクターしおり


ただね、正直に言うと気になった点もあるよ。まず値段。それと、扱っているのはあくまで「記事のライティング」なんだ。

料金は、動画中心のセルフコースが49,800円(税込)、講師と1対1で進めるマンツーマンコースが185,000円(税込)です(2026年9月現在・公式サイト記載)。趣味で書く分には、気軽に出せる金額ではありません。

内容も、Webライターとして仕事を取ることを軸に組まれています。小説や創作だけを書きたい人には、そのまま重ならない回もあるはずです。AIの使い方そのものを教えてくれる講座でもありません。

整理すると、こう考えるのが現実的だと感じました。趣味の範囲なら、先ほどの3つの方法を独学で回すだけでも十分伸びます。一方で、AIの出力を人に見せられる品質まで責任を持って整えたい人——仕事で書く人、ブログを収益化したい人、作品を売る形で出したい人には、外から基準をもらう価値があります。

なお、資料請求と30分の無料相談は無料で用意されています。いきなり申し込まなくても、カリキュラムと自分の目的が合うかを先に確かめられます。

合うかどうかは、資料を読んでから決めれば十分です。
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まとめ

AIが書く速さを肩代わりしてくれる時代に、残る仕事は「どこを直すか決めること」でした。

  • 手が止まるのは書けないからではなく、何が足りないかを言葉にできていないから
  • 内容・順番・感情・違和感という4つの軸を持つと、AIへの指示が具体的になる
  • 判断力は量産では伸びにくい。選んだ理由を書く、編集者の目で読む、人に見てもらう

まずは次の1本から、AIに3案出させて「なぜこれを選んだか」を一文だけ書き添えてみてください。数日分ためるだけで、自分の基準が見えてきます。

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AIへの指示そのものを具体的にしたい方は、実際に使っているプロンプトをまとめたこちらもどうぞ。
AI執筆プロンプト集(note)

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