「業務マニュアルを作りたいけれど、何から書けばいいか分からない」。そんな悩みはありませんか。手順書づくりは時間がかかり、後回しになりがちな作業です。ですがAIを使えば、たたき台を数分で用意できます。この記事では、Claude(クロード)などのAIでマニュアルを書くコツを解説します。Claudeとは、文章づくりが得意な対話型AIのことです。
この記事で分かることは次の3つです。
- マニュアル作成にAIが向いている理由
- そのまま使える基本プロンプト(AIへの指示文)
- 手順が読み手に伝わる5つのコツ
なぜマニュアル作成にAIが向いているのか
マニュアルは「順序」と「もれのなさ」が命です。AIはこの2点がとても得意です。頭の中にある作業手順を伝えるだけで、抜けを補いながら整った文章にしてくれます。
たとえば、あるIT企業では手順書1本の作成に平均3時間かかっていました。AIでたたき台を作ることで、その時間を約30分に短縮できたという声もあります。ゼロから書くのではなく、AIの下書きを直す形に変わるからです。
専門用語を初心者向けに言いかえる作業も得意です。読み手のレベルに合わせて、と一言添えるだけで文章の難しさを調整してくれます。
そのまま使える基本プロンプト
まずは次の型を使ってみてください。カッコの中を自分の内容に置きかえるだけです。
あなたは業務マニュアルの作成者です。以下の作業について、初心者でも迷わない手順書を作ってください。作業名:(例:経費精算の申請)。対象読者:(例:入社1年目の社員)。手順は番号付きで、1手順1動作にしてください。注意点も添えてください。
ポイントは「対象読者」を必ず指定することです。相手が新人か管理職かで、書くべき言葉は変わります。読者を伝えると、AIはちょうどよい説明の深さを選んでくれます。
手順が伝わる5つのコツ
基本プロンプトに次の指示を足すと、さらに読みやすくなります。
- 1手順1動作にする:1つの番号に作業を1つだけ入れます。「開いて保存する」ではなく2つに分けます。
- 主語と目的語を省かない:「クリックします」ではなく「保存ボタンをクリックします」と書かせます。
- 数字を具体的に入れる:「しばらく待つ」ではなく「約10秒待つ」と明記させます。
- つまずきやすい所に注意書きを添える:「エラーが出たら再読み込みします」など先回りの一文を入れます。
- 最後に確認ステップを置く:「完了画面が表示されれば成功です」と、うまくいったかの判断基準を書かせます。
これらは「上の5つのコツを反映して書き直してください」と伝えるだけで、まとめて適用できます。
よくある失敗とその対策
AIのマニュアルには、実際とは違う手順が混じることがあります。これはAIが「それらしい答え」を作る性質によるものです。公開する前に、必ず自分で1度その通りに操作して確かめてください。
また、社内だけの呼び方や画面名はAIが知りません。「当社では申請画面を『ワークフロー』と呼ぶ」といった固有の情報は、プロンプトの中で先に伝えておくと精度が上がります。
まとめ
今回の要点は次の3つです。
- マニュアルは順序ともれのなさが大事で、AIはこの2点が得意です。
- 「対象読者」を指定し、1手順1動作で書かせると伝わりやすくなります。
- 公開前に自分で操作して確認すれば、誤りを防げます。
まずは身近な作業を1つ選び、基本プロンプトを試してみてください。30分で1本仕上がる感覚を、ぜひ体験してみましょう。
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