AIが東大理三レベルなら、資格の勉強は意味ない?簿記を続けるか迷っている話

AIの時代に資格の勉強を続けるか迷う 体験談・ブログ運営

「AIがここまで賢いなら、資格の勉強なんて意味ないのでは?」と手が止まっている人へ。
先に正直に書くと、簿記の勉強を続けるかどうか、私もまだ決めていません。
ただ、迷いながら考えるうちに「何を基準に決めればいいか」は少し見えてきました。その物差しと、今日5分でできる一歩を書きます。

この記事でわかること

  • AIが東大入試で「理三合格レベル」と報じられたニュースの中身
  • 資格の勉強を続けるか迷ったときの4つの物差し
  • 今日5分で試せる、AIの答えを自分で採点する方法

今日から「AIと暮らす雑記」を始めます

このブログでは、AIの文章をそのまま載せるのをやめました。これからは、実行ログと自分のひと言をもとに記事を作ります。

その流れで、今日からAIについての雑記も記録していくことにしました。きれいにまとまった話ではありません。そのとき思ったこと、迷っていることを、迷ったまま書いていきます。

1本目は、少し前に出たニュースの話です。

「うちの相棒、すごいじゃん」と心が躍った

ChatGPTなどの生成AIに東京大学の入試問題を解かせたら、理科三類にも届く点数を取った。そんなニュースがありました。報じられた分析は2つあります。

  • 東進(ナガセ)の調査(2026年3月3日発表):2026年2月25・26日の東大二次試験をClaude(Opus 4.6)、Gemini(3.1 Pro)、GPT(5.2)に解かせたところ、3種類とも文系・理系どちらも得点率8割以上。いちばん高かったのはClaudeで9割近く。理科三類にも合格できる水準だと結論づけています。数学(文科)は3種類とも満点でした。
  • ライフプロンプト社の分析(2026年4月27日公表、共同通信配信):ChatGPT(GPT-5.2 Thinking)が東大の理科で550点満点中503点。理科三類の合格最高点453点を上回る点数です。文科は452点でした。

ただし、AIが本当に受験したわけでも、大学が「合格」と判定したわけでもありません。予備校や民間企業がAIに問題を解かせて採点し、「合格できる水準」と分析した、という話です(東進の発表は、予備校の運営会社自身によるものです)。

私はChatGPTのサービスが始まったころからAIを使ってきました。だから、このニュースを読んだときは素直に心が躍りました。

マスコットキャラクターしおり


AIが日本最高峰の頭脳たちに並んだんだって。書いてる人は「うちの相棒が!」って、心が躍ったみたいだよ。しおりもびっくりしちゃった。

本当にそう思いました。こんなに頼もしいことはありません。

「じゃあ、もう資格の勉強っていらなくない?」

そう喜んだのと同じタイミングで、もうひとつ考えが浮かびました。

マスコットキャラクターしおり


でもそのすぐあとに、「資格の勉強って、もういらないんじゃない?」って考えも浮かんじゃったんだね。しおりも、ちょっとドキッとしたよ。

うちの相棒は会計の管理もできるし、法律にも詳しいし、東大理三に受かるくらい頭がいいわけです。

だったら、私がわざわざ簿記を学ぶ必要もないじゃん。

……みたいな。

私はいま、簿記の試験勉強をしています。だからこれは他人事ではありません。自分の机の上にある話です。

職場の空気とのズレ

職場の上司は、たぶん「簿記の勉強は続けるべき」と考えていると思います。直接聞いたわけではないので、これは私の推測です。

ふだんどれくらいAIに触れているかで、同じニュースでも受け取り方は変わります。どちらが正しいという話ではなく、立っている場所が違うのだと思います。ただ、私とまわりで温度が少し違う。そのズレがあるから、余計に迷っています。

「やっぱり簿記の勉強は続けるべき?」

この問いが、ずっと頭に残っています。

時間は、無限じゃない

いちばん本音に近いのはここです。

勉強をすれば、そのぶん他のことに使う時間が減ります。そして私には、やりたいことがいくらでもあります。

だから簿記の勉強は、どうしても優先順位が下がってしまうんですよね〜。

「AIがいるからいいや」という気持ちと、「時間が足りない」という現実。この2つがきれいに噛み合ってしまうと、もっともらしい理由が揃ってしまいます。だからこそ、勢いだけで決めたくないと思いました。

それでも、引っかかっていること

ニュースを読み返して、ひとつ引っかかったことがあります。

AIは数学で満点を取りました。いっぽうで、苦手もはっきり書かれていたのです。

  • 図形の読み取り(東進の調査)
  • 史料をふまえた日本史の記述(同上)
  • 世界史などの論述は約2.5割(ライフプロンプト社の分析)

点数だけを見れば「完璧な相棒」ですが、中身を見ると得意と苦手が分かれています。そうなると、問いの立て方が変わってきます。

「AIがいるから勉強はいらないか」ではなく、

「相棒がまちがえたとき、自分は気づけるだろうか?」

という問いです。

迷ったときの4つの物差し

ここからは一般論として、資格の勉強を続けるか迷ったときに使える物差しを4つ挙げます。正解を決めるためではなく、自分の状況に当てはめるための道具です。

物差し1:AIの答えが正しいか、自分で確かめられるか

AIは高い点を取れても、すべての問題に正しく答えるわけではありません。仕事でAIの答えを使うなら、最後に「これで合っている」と判断するのは人間です。AIが出した仕訳や数字を見て「おかしい」と気づけないなら、その分野の知識はAIを使いこなすための土台になります。

物差し2:AIが苦手な「読み取って判断する」部分を含むか

自分の仕事や学んでいる分野に、資料を読み解いて判断する場面がどれくらいあるか。多いほど、自分で持っておく知識の意味は大きくなります。

物差し3:資格そのものが評価される場面があるか

知識の中身とは別に、「資格を持っている」こと自体が意味を持つ場面もあります。AIがどれだけ賢くなっても、資格を持っているのはAIではありません。

物差し4:その1時間を、ほかに回したら何が得られるか

時間が限られているなら、勉強は「やる・やらない」ではなく「ほかの使い道と比べてどうか」で考えることもできます。勉強1時間を、やりたいことに回した場合と比べてみる。そのうえで、物差し1〜3のどれかが強く「はい」なら、その1時間には払う価値がありそうです。

物差し 自分への質問 「はい」が多いなら
検証できる知識 AIの答えの誤りに気づけないと困るか? 勉強の意味は大きい
AIの苦手分野 資料を読み解いて判断する場面が多いか? 勉強の意味は大きい
資格の評価 資格が職場で評価に結びつくか? 勉強の意味は大きい
時間の値札 その1時間を他に回すより価値があるか? 続ける理由になる

物差し1〜3が全部「いいえ」なら、優先順位を下げるのも一つの選択です。答えが割れたら、そこがあなたの迷いどころです。

もし、あなたも同じところで迷っているなら

資格の勉強の途中で、AIのニュースを見るたびに「これ、意味あるのかな」と手が止まってしまう。その迷いは、きっとおかしくありません。それだけ真剣に、自分の時間の使い方を考えているということなので。

もしよければ、今日5分だけ、こんなことを試してみてください。

  1. いま使っている問題集から、答えがわかっている問題を1問選ぶ
  2. ふだん使っているAIに、次のように頼む
    次の簿記の問題を解いてください。
    答えだけでなく、どう考えたかを順番に説明してください。
    
    (ここに問題文を貼る)
  3. 問題集の解答と見比べて、AIの説明のどこが合っていてどこが怪しいかを、自分で判断できるか確かめる

すらすら採点できたなら、その知識はもう「AIを使いこなす土台」として働いています。判断に迷ったなら、そこがまさに勉強で埋まる部分かもしれません。

正直に言うと、私自身もまだこれを試していません。読んでくれたあなたと、同じスタートラインです。

雑記シリーズ、1本目として

AIは頼もしい相棒です。それは本当にそう思っています。だからこそ、相棒がいる時代に自分は何を学ぶのか。この問いからは、しばらく逃げずにいたいと思います。

簿記の勉強をどうするかは、まだ決めていません。決まったら、あるいは気持ちが変わったら、またこの雑記に書きます。

迷っている人がいたら、一緒に迷いましょう。

出典

※記事中の「理科三類に合格できる水準」「合格最高点を上回った」は、いずれも大学による正式な合格判定ではありません。予備校・民間企業による分析です。

よくある質問

Q. 「AIが東大理三に合格レベル」というのは本当ですか?

予備校や民間企業がAIに入試問題を解かせて採点し、「合格できる水準」と分析した、という話です。東進(ナガセ)は2026年2月の東大二次試験の問題で、ライフプロンプト社はChatGPTの得点で分析しています。AIが実際に受験したわけでも、大学が「合格」と判定したわけでもありません。

Q. AIがあれば、資格の勉強はもういらなくなりますか?

一概には言えません。この記事では、判断の物差しとして「AIの答えが正しいか自分で確かめられるか」「資料を読み解いて判断する場面が多いか」「資格そのものが評価される場面があるか」「その1時間をほかに回した価値と比べてどうか」の4つを挙げています。

Q. 勉強を続けるか迷ったとき、まず何をすればよいですか?

今日5分でできる方法として、問題集から答えがわかっている問題を1問選び、AIに解き方を順番に説明してもらって、解答と見比べます。説明のどこが合っていてどこが怪しいかを自分で判断できるかが、目安になります。

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