「インタビュー記事を書いてみたいけれど、質問づくりも原稿化も大変そう」。そんなふうに感じていませんか。実は、AI(人工知能の文章生成ツール)を使えば、インタビュー記事の制作はぐっと楽になります。
この記事で分かることは、次の3点です。
- インタビュー前の質問リストをAIと一緒に作る方法
- 文字起こしを読みやすい記事に変換するプロンプト
- 話し手の「らしさ」を消さずに編集する仕上げのコツ
インタビュー記事とAIは相性がいい
インタビュー記事の制作は、大きく3つの工程に分かれます。準備(質問づくり)、取材(話を聞く)、原稿化(記事にまとめる)です。
このうち、準備と原稿化はAIがとても得意な領域です。一方、相手と向き合って話を引き出す取材は、人間にしかできません。つまり「聞くのは人間、まとめるのはAI」という役割分担ができます。
特に原稿化は効果が大きい工程です。60分の取材の文字起こしは約1万字になります。これを手作業で記事にすると3〜4時間はかかります。AIを使えば、たたき台づくりは30分程度まで短縮できます。
コツ①②:質問リストは「相手のプロフィール」を渡して作る
1つ目のコツは、AIに相手の情報を先に渡すことです。いきなり「質問を考えて」と頼むと、ありきたりな質問しか出てきません。
あなたはインタビュアーです。相手は「独立3年目のパン職人」です。読者は「開業を夢見る会社員」です。読者が一番知りたいことを引き出す質問を10個作ってください。
このように相手と読者の両方を伝えると、質問の質が一気に上がります。
2つ目のコツは、質問に「深掘り用の追い質問」を付けさせることです。「その質問への答えが浅かった場合の追い質問も1つずつ添えてください」と加えるだけです。当日の会話が途切れにくくなります。
コツ③④:文字起こしは「話し言葉→書き言葉」の変換を指示する
3つ目のコツは、変換のルールを明確に指示することです。文字起こしをそのまま貼って「記事にして」と頼むのは失敗のもとです。次のように指示しましょう。
以下の文字起こしを、一問一答形式のインタビュー記事にしてください。ルール:(1)「えっと」などの言いよどみは削除する (2)発言の意味は変えない (3)話し言葉の温かみは残す (4)1つの回答は200字以内にまとめる
4つ目のコツは、記事の型を先に決めることです。インタビュー記事には「一問一答形式」と「地の文でまとめるルポ形式」があります。型を指定しないと、AIは中途半端な構成で出力しがちです。初心者にはまず一問一答形式がおすすめです。
コツ⑤:相手の「らしさ」を残す仕上げをする
5つ目のコツは、印象的な言葉をそのまま残すことです。AIの編集は上手ですが、整えすぎると誰の発言か分からない文章になります。
対策はシンプルです。「この人ならでは」と感じた口ぐせや例え話を3つ選び、「この表現は一言一句変えずに使ってください」と指示します。記事の見出しに、その人の生の言葉を使うのも効果的です。
最後に、完成した原稿は必ず相手に確認してもらいましょう。発言の意図と違う箇所がないかを直してもらえば、信頼関係も守れます。
まとめ
今回のポイントを振り返ります。
- 質問づくりは「相手と読者の情報」を渡すと質が上がる
- 原稿化は変換ルールと記事の型をセットで指示する
- 印象的な生の言葉は編集せずに残し、本人確認も忘れない
まずは身近な人への10分インタビューから、AIとの記事づくりを試してみてください。
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